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WBC放映権150億円の3分の1以下なのに、ゴルフメジャー大会「マスターズ」が"最強ブランド"であり続ける理由

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ティショットするマキロイ(写真:筆者撮影)

マスターズへの生涯出場権、チャンピオンズディナー、優勝者しか入れないチャンピオンズロッカー、そして今年で90回目となるマスターズの歴史に名を刻むことができる。これらが重なり、マスターズの勝利は「お金には代えられない報酬」となる。

マスターズの運営側は収益構造を公表していないが、アメリカ経済誌『Forbes』の推計では、入場券収入が約3900万ドル(62億円)、国際放映権約2500万ドル(40億円)とされている。

確かに、今年のWBCの放映権は150億円と報じられているので、放映権だけみれば3分の1以下だ。だが、重要なのは、その収益構造がほかのスポーツイベントと大きく異なる点といえる。

グッズの売り上げで110億円

通常、スポーツビジネスは放映権料とスポンサー収入が収益の柱となるが、マスターズは「現地体験」を中心に収益を設計している。その象徴が物販である。

グッズの売り上げは約6900万ドル(約110億円)で、会場内ショップは連日長蛇の列となり、入場まで1時間以上待つことも珍しくない。マスターズのシンボルマーク(アメリカ地図上のオーガスタの位置に旗を立てたデザイン)が入った帽子やシャツなどのグッズはすべて現地限定で、その希少性が購買意欲を強烈に刺激する。

グッズショップの長い列(写真:筆者撮影)

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