ラスベガスを訪れようとしていた人たちは、統合が進むカジノ業界が料金を容赦なく引き上げ続けていることにうんざりしているようだ。
実際にラスベガスを訪れた人の多くも、高額な駐車料金や34ドル(約5400円)もするダイキリ(カクテル)に不満を漏らしながら帰っていく。地元住民もまた、かつては手ごろに暮らせたこの街で、やりくりが難しくなっていると話す。遠く離れたイランでの戦争が、この街の生命線ともいえるガソリン価格や航空運賃を押し上げているためだ。
「ルーシー・エチオピアン・レストラン」を営むウォルドゥ・アクラミットは、観光客、特に国外からの旅行者が減ったため、この1年で収入の70%を失ったと見積もっている。長年勤めてきた従業員4人を解雇せざるをえなくなったという。同時に、家賃、光熱費、地元の市場で仕入れる食材など、あらゆるものが値上がりしているとも話した。
「経費すら賄えないことも少なくない。このままだと、店をたたまなければならなくなる」とアクラミット。
こうした状況は、共和党の現職知事ジョー・ロンバルドと、家計問題を選挙戦の中心に据える民主党の挑戦者たちが争う注目の知事選とも重なっている。
プライベートジェットに乗るVIPは増加中
この記事は有料会員限定です
残り 1126文字
