片道クルーズの場合、航空券付きのパック旅行も販売されている。ベリッシマは総トン数17万1598トン、乗客定員5500人規模という巨大船であり、船内には劇場、ショッピングモール、プール、スポーツ施設など多様な設備が整備されている。
プリンセス・クルーズのダイヤモンド・プリンセスも、比較的手頃な価格帯の商品を提供している。日本周遊や韓国寄港を含む8日程度のクルーズでは、10万円台の設定が見られる。同船は、総トン数11万5875トン、乗客定員約2700人の日本で建造された大型船。大浴場があり、日本語対応等をアピールしている。
高級路線の日本船
これらの外国客船が船旅の大衆化を目指したカジュアル路線であるとすれば、日本船は主に高級イメージのラグジュアリー路線だ。船もより小さい。
よく知られた存在が郵船クルーズの飛鳥Ⅱである。総トン数5万0444トン、乗客定員約870人という規模で、長年運航されてきた。全室海側客室、質の高い料理、落ち着いた雰囲気の船内環境が売りだ。
さらに2025年には新造船である飛鳥Ⅲが就航した。総トン数約5万2200トン、乗客定員約700人と、規模を少し拡大しながらもあえて定員を抑え、ゆとりある空間と高い居住性を目指している。
中型船としては商船三井クルーズのにっぽん丸があり、総トン数2万2472トン、乗客定員約420人と比較的小規模であるが、「食のにっぽん丸」と言われるような料理の質が売り物だ。小回りの利く船体を活かし、地方港への寄港やテーマ性のあるクルーズを多く実施している。
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【乗客数を抑制】
