西岡:情報が多すぎると重要性の「濃淡」をつけづらくなり、かえって混乱するというのもあるでしょう。僕も、2浪中に山ほど参考書を買いましたが、肝心の成績はぜんぜん上がらなかったという苦い経験があります。
まず「真っ白な紙」に向かえ
平井:たとえば新しい領域を学びたいとか、クライアントの課題を解決したいというとき、私は、やはり「真っ白な紙」に向かうんです。
「ホワイトボード」のときもありますが、とにかく、ある程度の知識を入れたら、どんな論理構造になっているのか、何が本当の課題なのか、さらには書き出したことの裏側には何があるのか……といったことを、どんどん図に落とし込みながら考えていく。
西岡:まさに、手を動かしながら考える。情報があふれている時代だからこそ、子どもたちには、図を描いて思考を整理する習慣を身につけてほしい。でも、そう伝えると「何を描いたらいいですか?」と聞いてくる子も多いですね。
平井:中高時代の私は、本当に大事なこと――というのは「結果」だけでなく「その結果に至るプロセス」を描き出すことを意識していましたね。
たとえば二次方程式なら、もちろん「解の公式」も書くのですが、それ以上に「式を変形する→平方完成する→左右を整理する、これが大事!」というように、考え方の流れの部分を図にしたほうが、ずっと深く理解できる。高校3年分をすべて足してもノート10〜15ページ程度で、重要な論理はだいたいカバーできたと思います。
西岡:エッセンスだけを抽出するから、情報量はぐっと圧縮されるわけですね。
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【参考書は書き込んでこそ意義がある】
