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<長年、婚活をこじらせていて、婚活パーティや合コン、マッチングアプリなど、様々な狩場で活動してきました。それなりにモテましたが、うっかり8歳下のヒルズ族とマッチングしてお付き合いすることになり、それからハイスペック狙いの、よりこじらせたアラフォーおばさん化。ますます、婚活の難易度が上がり、40歳まで結婚できませんでした。婚活が暗礁に乗り上げれば乗り上げるほど、どんどん自分が祟り神化してきて、ねたみ・ひがみ・そねみが強くなり、仕事も、人間関係も、友人関係もこじらせていきました。何もかも嫌になって、親の持ち家のマンションを出て、会社も辞めて……>
こんな怨念漂うメッセージが本連載の「出演申し込みフォーム」に入ったのは昨年10月のことだった。恐る恐る連絡を取り、インタビュー場所である滋賀県内のレストランに赴いたところ、小柄ながらも目立つ美人が座って待っていてくれた。大阪出身の近藤麻美さん(仮名、46歳)だ。
会社を辞めて逃げ込んだのが京都にあるシェアハウスだったという。その大家の導きで、「結婚の意思はまったくなかった」夫の文則さん(仮名、43歳)と交際0日で婚約。4カ月後に入籍し、2年後には男児を産み、現在は自営業を営む夫の実家がある滋賀県で暮らしている。
夫の会社に雇用されているけれど、一緒に働くと「自由を愛する」夫がやりにくそうにするため、現在は家事と育児に専念中。近距離にある夫の実家が週3ペースで子どもを預かってくれるので、今日のように1人で外出して気晴らしもできる。闇から光へと一発逆転のような人生だが、結婚前の味わい深そうな40年間のほうに筆者は興味を持った。
「CanCamに変えたら急にモテた」文学少女の目覚め
「典型的な文学少女で、女子大時代に居酒屋バイトをするまでは、二次元の男性に興味を持てなかったぐらいです。ボサボサ眉毛とトレーナー姿で働いていたら、女子バイトの中で私だけが重いビールケースを運ばされていたことに気づきました。
男子に聞いたら、『男はみんな(女性ダンスグループの)MAXが好き』と言うんです。愛読誌を『ダ・ヴィンチ』から『CanCam』に切り替えて、茶髪・アイメイク・ノースリーブの3種の神器でバイトに臨んだら、急にモテるようになりました。人は本当に見た目が9割なんですね」
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【「ちやほやされると認められている気がした」】
