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右派と左派は何が違う?「日本への愛着」「伝統を重視」現代日本で何が"右"とみなされるか

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旭日旗
「右派」「左派」という言葉の定義について、あらためて考えます(写真:マノリ / PIXTA)
  • 松谷 満 中京大学 現代社会学部 教授
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右派は社会の現状もしくは過去のある時点をよいものとする、いわば「過去志向」であり、左派は理想の社会がまだ完成していないとする「未来志向」だとローティは言っています。「維持─変革」の延長線上で理解しやすいのではないでしょうか。

平等を重視するかどうか

一方、政治学者のノルベルト・ボッビオは少し違った切り口でとらえています。以下はよく引用される有名な定義です。

左・右の区別は、平等の思想についての異なった見解、つまり肯定的か否定的かの違いにもとめられ、またそれは最終的に、人間を平等または不平等と見なすことへの認識や評価の違いからきている。
(ノルベルト・ボッビオ『右と左 政治的区別の理由と意味』片桐薫・片桐圭子訳、御茶の水書房、1998年、100ページ)

つまり、平等を重視するかどうかで左右を区別できるということです。彼の定義にもとづけば、右派は経済的にせよ文化的にせよ不平等はしかたのないこと、自然な秩序の表れであると認識していると理解されます。文化的な不平等というのは、たとえば男女間、人種間に生じている差別などをイメージするとわかりやすいでしょう。

右と左の違い(画像:筆者提供)

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