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病院通いは無意味? 長引く腰痛に「即手術」がNGなワケ…専門家が推奨する《投薬や手術よりも効く》"根本的改善策"

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腰痛
3カ月以上通院しているのに、ちっとも腰痛が治らないという人は要注意です(写真:buritora/PIXTA)
  • 松田 圭太 理学療法士/整痛院ふっか総院長
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もし3カ月以上痛みが続くなら、それは単なる炎症ではなく、「慢性痛」に移行している可能性が高いのです。

「慢性痛」は、傷が治っているにもかかわらず、別の原因で痛みが残っている状態のこと。原因が不明なまま痛みが続く悪循環に陥ることが多いのです。

(画像:『腰痛は医者には治せない』(小学館)より)

痛みが慢性化する理由はいろいろありますが、一番は筋肉の疲労が積み重なっていることから起こります。たとえば、骨折することで使いにくくなった筋肉を、無意識に他の筋肉でかばうことになり、腰や背中に負担がかかり続ける=筋肉の使いすぎが慢性痛の原因です。

さらには、痛みの原因がわからない不安や誤った認識が痛みを助長することもあります。こうした慢性的に続く痛みを取り除くには、先に示した筋肉のバランスを整える「運動療法」が不可欠ですし、正しい知識をもって不安をやわらげること(「認知行動療法」)が必要なのです。

「3カ月以上の慢性痛」には病院以外の治療という選択肢

結論としては、3カ月以上続く痛みには、通院を続けるだけでは治らない可能性があります。その痛みが「3カ月未満」なのか「3カ月以上」なのかを見極めてください。

3カ月未満なら、病院での急性期治療(薬物療法・手術療法など)が必要
→整形外科の領域
3カ月以上なら、体の動き・姿勢・生活習慣に注目した「運動療法」、そして脳と心の働きを整える「認知行動療法」が有効
→運動療法と認知行動療法が中心となる整体院などのサポートを受けたほうがよい。
また3カ月を超えたとしても、先の「痛みと治療法の一覧」の図にあるレッドフラッグ(すみやかに医療機関の受診が必要な危険信号の出ている痛み)に記載するものは注意が必要です。

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【「考え方」「受け止め方」を変えるだけで症状が軽くなることも】

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