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「上司との関係で人生が決まる日本はリスキーだと思った」実力主義のアメリカに渡ったが…今だから気付いた"真実"とは

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東大法学部から外資系企業へ、そして米国へ。松本氏がいつも挑戦してきた理由とは?(写真はいずれも本人提供)
  • 松本 大 マネックスグループ会長、ルビ財団ファウンダー・評議委員
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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松本:私にとって一番大きかったのは、年功序列の制限がとても少なかったことです。わが国における最大の差別は、私はジェンダーよりも年齢によるものだと思います。ご存じのとおり、もちろんアメリカにもコネなどは存在しますが、私のいた金融業界などはメリトクラシー(実力主義)の傾向が強かった。それが私に合っていたのだと思います。

――ただ、今こうしてお話ししていて、初めて気が付いたことがあります。ソロモンに勤めた後もいろいろな経験をしましたが、なんとかうまくやってこられたのは、結局は上司に恵まれていたからなのだということです。

ゴールドマンサックスにいたときも、アメリカ人の上司が私のことを理解して引き上げてくれたし、起業したときも、ソニーの出井さんが認めてサポートしてくださった。

いつもほかの誰かに助けられてきた

若いころの私は、自分の力以外のことに人生を左右されるのがリスクだと思って、実力主義の世界を選びました。でも振り返ってみれば、結局はいつも自分以外の誰かに助けられてきたのだと、今ふいに気が付きました。これは本当に、ほかでは話したことがない話です。

窪田:素晴らしいお話をありがとうございます。でもそれも、まず実力がおありだったからだと思います。やっぱり渡米して力を磨いたからこそ、上司や周りの人たちが松本さんを引き上げようと思ったのでは。

お人柄が愛されてということもあったのかもしれませんが、きちんと能力を評価されていたのは、すごく健全な組織構造であり上下関係だったのだと思います。上の方にとっても、きっといいコンビネーションだったのではないでしょうか。

松本:そう言っていただけるとうれしいです。

(構成:鈴木絢子)

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