三井物産は8.9兆円増やして23位から10位にランクアップ。伊藤忠商事は4.7兆円増にとどまったが順位は14位から11位に上げた。ほかに丸紅も5.3兆円増で51位から27位まで大きく上昇をみせた。
商社とともに上昇が目立ったのが24年度はディープシークショックもあり伸び悩んだ半導体。東京エレクトロンは8兆円増やし19位から9位へ上げ、再びトップテン入り。時価総額世界一の米エヌビディアと取引の多いアドバンテストは時価総額を9.9兆円増やし36位から13位へ躍進した。
旧東芝メモリのNAND専業、キオクシアHDは10兆円クラブに入り、順位も141位から25位へ大きく上昇。新年度に大幅な増益も見込まれ、この4月からの日経平均採用が決まったこともあり、今年に入ってからの上げ足が強かった。ほかにディスコが65位から36位に上昇。前年148位に落ちたレーザーテックも78位と復活を遂げた。
AI台頭でIT業界の株価は調整
一方で、下げが目立ったのがIT業界。AIエージェントの台頭により、従来のソフトウエアやITビジネスの一部が不要になるとの懸念が広がり、昨年後半から伸び悩みが目立っていたが、さらなる下落のきっかけをつくったのが、今年1月末に米AI大手のアンソロピック社による「クロード」の新機能発表。その精度の高さから一部のSaaSからの代替が進むことが現実的になったことで、影響を受けそうな企業の株価が急落となった。
たとえば野村総合研究所。金融機関向けのシステム刷新案件中心に受注活況で連続して最高益を更新するなど業績は好調だが、時価総額は0.3兆円ほど減らし順位も75位から97位に後退。オービックも同程度の縮小で前年92位からランク外に落ちた。



















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