――昨年、楽天グループによるデジタル広告の内製化が業界に衝撃を与えました。
内製化のニーズは増えると思う。楽天さんのように、極限まで一度(自社で)やってみたいというケースも出てくるだろう。そこで新たな課題が出てくれば、対応するソリューションを提供すればよい。そのときに、社内に(マーケティング業界の)最先端を走っているチームがいなければ、新たな課題に応えられない。
うちには、今までになかった業務モデルを自ら開発し、それをクライアントに提案することで実績を上げる“野武士”のような強いチームが多く存在する。例えば(客観的なデータや科学的方法で意思決定の精度を高める)「エビデンスベーストマーケティング」のチームでは、プラットフォーマーと連携した最先端のデータ分析に取り組み、クライアントの事業成果にコミットすることを標榜している。こういったチームがプレゼンテーションすると、クライアントからの期待感も高まる。
各領域のエースが集まることにより、今できる最高のプレゼンテーションを行うことが先端性を保つ秘訣となる。2025年度の下期からこういったチームが活躍し始め、ピッチの勝率も急激に上がっており、手応えはある。
“社内連携”を強力に進める理由
――中核の博報堂のほか、大広や読売広告社、デジタル広告系の企業など、傘下に特色のある事業会社を数多く抱えています。一方で、近年まではグループリソースを連携させる方向性をあまり感じませんでした。
