「もはや高級食」「2000円かかる」と物議…客数減少が続くココイチが密かに拡大する「ジンギスカン店」の実態

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「希少部位3種盛り」
「希少部位3種盛り」(2420円)(写真:筆者撮影)

2名で食べるとまだまだ足りなかったため「希少部位3種盛り」(2420円)と、「まずは定番大黒セット」で特においしかった肩ロースを追加注文。 肩ロースは「生ラム成吉思汗」(1045円)という創業以来の看板メニューで、鮮度のいいラム肉を毎日手切りで仕込んでいる。手切りをすることで、臭いの元となる余分な油や筋を取り除くことができ、ラム肉の味わいと風味がよりおいしく仕上がるのだそう。

そのこだわりは、ひと口食べれば納得。やわらかくて肉汁がジュワッとあふれだすのに重たくない。北海道上川郡東川町産の白ごはんと相性抜群のため、ごはんと一緒に注文することをおすすめする。

お酒などのドリンクも含めた会計は、2名で約1万1000円。1人約5500円だった。某外食予約サイトに記載されていた1人あたりの平均予算は4000〜4999円だったため、酒量を抑えれば5000円以内に収まる可能性もある。

この価格をどう評価するか。品質の良さを考えれば筆者はコストパフォーマンスがいいと感じたが「非常に安い」と言い切れる価格帯ではないだろう。

それでも、平日17時の時点でカウンターは満席。18時以降はテーブル席も埋まり始めており、その人気ぶりは明らかだった。価格以上に、味のクオリティーが際立っていることが人気の秘密なのだと感じた。

2018年頃から続く「第4の肉ジンギスカンブーム」が到来中

外食業界では「成吉思汗 大黒屋」に限らず、2018年頃からジンギスカン人気が高まっている。牛、豚、鶏に続く、“第4の肉” として、低脂質で高タンパクという健康面のメリットに魅力を感じる人が多いのだろう。

こういったブームが、壱番屋がジンギスカン店を買収したことに繋がっているかは分からないが、ジンギスカン店は着実に市場を伸ばしていることは確かだ。

個人店だけでなく、チェーン系の店も増えている。「博多劇場」を運営する「一家ホールディングス」は「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」を拡大中。「焼肉ライク」のダイニングイノベーションも札幌で「ジンギスカン羊八」という店を始めている。

ジンギスカン店同士での競争が激化しつつある中で、壱番屋はどのように差別化を図るのか。ココイチの客離れが続くなかで、利益を他ブランドで補えるのか。今後の戦略にこれからも注目していきたい。

市岡 彩香 ナレーター、MC、フードライター
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