西武鉄道「レッドアロー」と旧型電気機関車の記憶 新旧の特急や黄色い電車、秩父を走った貨物列車
西武鉄道の特急といえば、長年「レッドアロー」の愛称で親しまれてきた。新型の「ラビュー(Laview)」が登場してからも新宿線で「ニューレッドアロー」10000系が活躍を続けてきたが、2027年春にはついに後継の新車両が登場するという。
筆者は初代レッドアロー5000系の登場とほぼ同じころに上京し、アニメーションの仕事に就いた。西武沿線にはアニメ関係者やプロダクションが多く、毎日これらを電車で行き来していたが、登場直後のレッドアローはまさに輝いて見える存在だった。そして、同じ時期に活躍していた旧型の輸入電気機関車も魅力があった。
今回は新旧のレッドアローと電気機関車を中心に、西武鉄道について取り上げたい。
駅で目撃した「白い電車」
レッドアロー5000系は1969年、西武初の有料特急車両として、西武秩父線・吾野―西武秩父間の開業と同時に登場した。愛称の通り、アイボリーの車体に赤いラインを巻き、前面は窓ガラスの下にステンレス製の飾り板、そして出っ張ったライトが特徴的なデザインだった。
筆者はそのころアニメ制作会社のAプロダクション(現・シンエイ動画)で、西武池袋線沿線のアニメーターやプロダクション関係者と原画やアニメのセル画の受け渡しなどに奔走していた。そんなある日、椎名町の駅でそれまでに見たことのない、白い斬新な電車が走り去るのを見た。それが試運転中のレッドアローだった。



















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