西武鉄道「レッドアロー」と旧型電気機関車の記憶 新旧の特急や黄色い電車、秩父を走った貨物列車

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101系は1979年以降の増備車は前面デザインが異なる「新101系」となったが、これも旧101系を近代化しつつ、鼻筋の通った鉄仮面的な独特のデザインである。

新101系 西武 窓回りベージュ
鼻筋の通ったデザインになった新101系。側面の窓回りがベージュの塗り分けだった時代(撮影:南正時)
【写真】70年代後半までは「荷物電車」も走っていた。1両で走る荷物電車クモニ2

だが、筆者にとってなんといっても魅力的だったのは、貨物列車の牽引用として電気機関車が活躍していたことであった。私鉄の電気機関車は当時すでに少なくなりつつあったが、西武は西武秩父線の開業時にセメント輸送用として私鉄としては異例の大型機であるE851形を導入するなど、電機の活躍する鉄道であった。

E851 西武 2台並び 正面 車両基地内
西武秩父線のセメント輸送貨物列車用として登場した大型電気機関車のE851形(撮影:南正時)

旧型の「輸入電機」に魅せられて

なかでも特筆されるのは、戦前に外国から輸入された機種をはじめとする旧型電機の活躍だった。

西武秩父線 E41 デッカー
1920年代にイギリスから輸入された電気機関車のE41形。貨物列車を牽引して走る(撮影:南正時)
西武E61 ED11
アメリカから輸入されたE61形。元国鉄のED11形だった(撮影:南正時)
【写真】昭和初期に製造された国産機のE21形。凸型の車体が特徴だった

大正~昭和初期に輸入されたイギリス製のE41形、アメリカ製のE61形、E71形、そして昭和初期の国産機であるE21形と個性ある旧型電機が活躍していたが、筆者がもっとも好きだったのはスイス・ブラウンボベリ製のE51形である。

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