西武鉄道「レッドアロー」と旧型電気機関車の記憶 新旧の特急や黄色い電車、秩父を走った貨物列車

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E51形は、もともとは大正期の23年に国鉄が東海道本線の電化に備えて輸入した機関車で、国鉄時代の形式はED12形だった。先すぼまりでデッキの前まで屋根が張り出した独特なデザインはいかにもスイスの旧型機で、個性的な外観であった。

E51 スイス ブラウンボベリ BBC
貨物列車を牽引して国分寺駅に停車するE51形。スイス・ブラウンボベリ製で独特のデザインが異彩を放っていた(撮影:南正時)
【写真】雪景色の中を走るE71形牽引の列車。もとは大正時代に国鉄が輸入したED10形だった

「ニューレッドアロー」の登場

西武の車両は時代によってイメージがだいぶ違う。特急も、93年に登場したニューレッドアロー10000系は5000系の鉄仮面風スタイルと異なり、丸みの強いデザインで登場した。率直に言えば、10000系は5000系と比べてスマートではあるがやや地味な印象を受けた。

西武 NRA 10000系 ニューレッドアロー
登場時の「ニューレッドアロー」10000系(撮影:南正時)
ニューレッドアロー 10000系 車内
登場時の「ニューレッドアロー」10000系の車内(撮影:南正時)

だが、それはグレーを基調とした塗装による部分が大きかったのであろう。2011年に登場した、5000系のアイボリーと赤の塗装を復刻した「レッドアロークラシック」は非常に魅力的で、10000系のよさを見直すとともに初代レッドアロー・5000系のデザインが優れていたことも感じさせた。

レッドアロークラシック 西武10000
001系「Laview(ラビュー)」と並んだ「レッドアロークラシック」(右)。2020年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞式にて(撮影:南正時)
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