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まずは「いびきかいてるよ、大丈夫?」の声かけから…悩ましい《パートナーのいびき》を止める対策5つ

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命にもかかわりかねない「いびき」の対策法を紹介します(写真:kapinon/PIXTA)
  • 木村 至信 医学博士、馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長
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単純性いびきというのは、風邪、疲労、飲酒、鼻づまりなどが原因で、一時的に起こるいびきです。原因である鼻づまりや疲労、風邪などが緩和されたり、飲酒の量を控えたりすれば治まります。

それ以外の原因には、鼻中隔彎曲症(鼻の真ん中の仕切りが曲がっている)、肥厚性鼻炎(鼻の粘膜が慢性的な炎症で厚くなっていて、鼻腔が狭い)、鼻茸(はなたけ/鼻の良性ポリープ)、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、習慣性扁桃炎、慢性咽頭炎、アデノイド肥大が多く、それぞれの病気を治療すればいびきは改善します。

心配しすぎることはありませんが、いびきは軽視しないほうがいいでしょう。いびきがひどくなると睡眠の質が落ちるからです。また、後述しますが、いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれず、生命に関わることがあります。

本人に自覚がなくても、家族としていびきに気づいたら、耳鼻科に行って検査を受けてもらうようにすすめてほしいと思います。

私はパートナーがいびきをかくと、「こんなに疲れるほど頑張っているんだな」と思うのですが、大事な人が長生きして充実した人生を歩めるように、本人が傷つかない言葉とトーンで、「いびきかいてるよ、大丈夫?」と声をかけます。

自分がどれくらいいびきをかいているのか、身近な人に聞けなければ、スマートフォンのアプリを利用しましょう。いびきを記録・測定し、問題点や解決策を提示してくれます。無料のアプリは精度が落ちますが、とりあえず自分のいびきの状態は把握できます。

なお、中年の女性のいびきは閉経とも関係しています。女性が更年期に差しかかると、急激に女性ホルモン量が減少します。すると、上気道の開きを維持しようとする筋肉の働きが悪くなります。

上気道が狭くなれば、どうしてもいびきが出ます。更年期でいびきが出る方は、耳鼻科や婦人科に相談するといいでしょう。

すぐにできる5つの対策

いびきをかく方は、日常生活で次のことを心がけてください。

●肥満の人は減量する

肥満を解消するだけでも、いびきは軽くなります。肥満でなくても首回りの太い方は、顎から首にかけてリンパを流すマッサージを毎日してみてください。

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【寝ているときの「環境」も大事】

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