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日本人が欧米人より腎臓病になりやすい理由は「浄化能力」の差にあった 意外と知らない"病気と体質のカラクリ"

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お腹が出た男性
糖尿病には「太った人の病気」というイメージがありますが、日本人は少し違うようです(写真:freeangle/PIXTA)

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同じ人間でも、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なる。言い換えれば、日本人が欧米人と同じ健康法を取り入れても、意味がないどころか逆効果ということさえあるのだ――。
こうした、見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための健康法を徹底解説した、内科医・奥田昌子氏の著書『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』より、とくに注目の話題を抜粋してお届けする(同書より一部抜粋・編集してお届けします)。

日本人は標準体重でも糖尿病に

厚生労働省が2023年に実施した調査によると、“糖尿病が強く疑われる者”が男性は約990万人、女性は約554万人にのぼりました。過去1~2カ月の平均的な血糖値の目安となるHbA1c(ヘモグロビンA1c)が6.5%以上、または「現在糖尿病の治療を受けている」と回答した人たちです。

日本だけでなく、世界中で糖尿病が増えていることから、世界保健機関(WHO)は強い危機感を示していますが、国際的な取り組みは簡単ではありません。糖尿病は人種によって発症のしくみが大きく異なるからです。

糖尿病には「肥満している人がなる病気」というイメージがありますが、肥満の国際尺度である体格指数(BMI)で見ると、欧州系米国人の糖尿病患者はBMIが平均30以上の肥満体であるのに対し、日本人患者のBMIは普通体重におさまっています。

日本人は少しおなかが出る程度でも危険信号なのです。

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【糖尿病の名前の由来は?】

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