「子どもが次々消えている?」 年間1000人超が行方不明で、警戒する声が急増…子が助かるために《今すぐやるべきこと》

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子どもには「同じマンションの住人であっても、2人きりになりそうならエレベーターに乗らない」という習慣をつけさせてほしい。

大袈裟であっても、そういった警戒心を見せることそのものが、犯人のターゲットから外れることにつながる。

子ども
エレベーターなどの密室で、知らない人と2人きりにならないことは鉄則である(写真:y-fac/PIXTA)

よく「防犯ブザーは有効ですか?」という質問を受ける。もちろん答えは「有効」だ。

これから購入するという場合には、可能であれば「音量が110デシベル以上のもの」を選んでほしい。これはパトカーのサイレンと同等の音量だ。音が小さいと、周囲の雑音にかき消されてしまいかねない。

また、多くの小学生がランドセルに防犯ブザーをつけているが、正しく使えている子どもは意外と少ないのが現実だ。

必ず自宅で一度鳴らしてみて、止め方まで練習すること。いざというときに「確実に鳴らす」ことができて、万が一、間違ってしまった場合には「どうやって止めるんだっけ」と慌てないためである。

騒音が気になり、買うだけ買って練習はしたことがないという人が多い。布団を被ってやるなど工夫してみてほしい。

電池切れや水濡れによる不具合も起きやすいので、定期的な点検も忘れずにしたい。

「派手な服装」は交通事故だけでなく犯罪者にも効果

ブザーの位置も重要だ。ランドセルの底に入れていては意味がない。

「すぐに手が届く肩ひもや上部に装着しておくこと」。このように目立つ位置に防犯ブザーがついているというだけで、悪意ある人物のターゲットから外れる可能性がある。

防犯ブザー
「いつでも鳴らせる」という姿勢を見せて歩くことが重要だ(写真:kawa_xxx/PIXTA)

「明るい色の目立つ服装や、通学バッグに反射材をつけること」は、交通事故の防止だけでなく、犯人にも「目立つ=連れ去りにくい相手」という印象を与える。

周囲に気を配る姿勢もそうだ。イヤホンをしたり、スマホやゲームなどを見ながら下を向いて歩いている子と、周囲をしっかり見回しながら歩いている子では、悪意ある人物の目にはまったく違って映る。

「周りをよく見ながら歩くだけでも、狙われにくくなる」ということを、子どもに伝えてほしい。

子どもの安全を守るために必要なのは、特別な装備でも過剰な監視でもない。日常の中に防犯の視点を取り込むこと、そして子どもとの会話を続けることだ。その1つひとつが、いざというときの大きな差になる。

松丸 俊彦 セキュリティコンサルタント

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まつまる としひこ / Toshihiko Matsumaru

警視庁に23年在籍。2002年日韓共催W杯サッカー大会においてロンドン警視庁の特別捜査官と共にフーリガン対策に従事。在南アフリカ日本大使館に領事として3年間勤務。南アフリカ全9州の警察本部長と個別に面会して日本大使館と現地警察との連絡体制を確立し、2010年南アフリカW杯サッカー大会における邦人援護計画を作成。警視庁復帰後、主に防諜対策(カウンターインテリジェンス)及び在京大使館のセキュリティアドバイザーを担当。全155大使館を延べ1,200回以上訪問し、大使館及び大使公邸に対するセキュリティアセスメント(警備診断)、特命全権大使を始めとする外交官に対するセキュリティブリーフィングを実施した。

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