「子どもが次々消えている?」 年間1000人超が行方不明で、警戒する声が急増…子が助かるために《今すぐやるべきこと》

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

もし、両親が共働きで家が無人の場合、鍵を施錠したはいいが、開けた瞬間に家に押し込まれるというリスクもある。これは女性が性犯罪の被害に遭うケースでも実際に起きているパターンだ。

子ども
鍵を開けている間に襲われたり、開けた瞬間に押し込まれる危険性もある(写真:polkadot/PIXTA)

確実に家に逃げ込める時間や距離的な余裕がある場合、そして家族が必ず在宅しているなら自宅に帰るのがいい。しかし、その判断に迷う場合は、自宅に限らず人目のある場所・大人がいる場所を優先してほしい。コンビニやガソリンスタンド、「子ども110番」の家などだ。

3:1軒に狙いを定めるよりも、「ピンポンダッシュ方式」で逃げる

ただし、住宅街で助けを求めようとする場合、不審者に追われている状況では、どこか1軒、民家のインターホンを押して開けてもらうのを待っていると間に合わない。

「ピンポンダッシュ方式」でひたすらインターホンを押しながら走り抜けるほうが、複数の家に気づいてもらえる可能性があり、現実的だ。

危険の判断基準は「人」ではなく「場所・状況」

ここからは、危ない目に遭わないためにできる、防犯について書きたい。

防犯の基本中の基本は、「家庭内で日常的に防犯について話し合うこと」だ。

防犯講演では必ず最初に「いざというときの対処法を、あらかじめ子どもと共有しておいてほしい」と伝えている。特別なことをする必要はない。

子どもと過ごす夕飯や風呂の時間に、「もし怖い人に声をかけられたらどうする?」「怖い目に遭ったらどこに逃げる?」といった会話を、日頃からしておくだけでいい。

緊急時には頭が真っ白になる。しかし日常の会話で繰り返し話した内容は体が覚えているものだ。いざというときに動けるかどうかは、この積み重ねにかかっている。

また、危険の判断基準は「人」ではなく「場所・状況」で教えることが重要だ。

「怪しい人についていかないように」という教え方は、子どもには難しい。優しそうな女性でも危険なことはある。それよりも「嫌な感じがする場所からはすぐに離れる」「暗い路地には近づかない」という、場所・状況ベースの判断を身につけさせてほしい。

次ページ実際に歩くと「死角」が見えてくる
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事