「習近平が最も信頼する男」丁薛祥とは何者か? 舛添要一が目の当たりにした中国「影の実力者」素顔と「技術革新」のリアル
私は国際会議で議論を交わしたあと、夜には歓迎式典に出席した。屋外で古典舞踊などのエンターテインメントが行われ、天空ではドローンショーが始まった。歓迎の文字、さまざまな花・動物・キャラクターなどが描かれたが、そのパフォーマンスは日本では見たことがない華やかさだった。
世界を激震させる生成AIが誕生
そして今、世界を激震させているのが、新興企業ディープシークが開発した生成AIである。開発したのはディープシークの創業者梁文鋒で、彼は1985年に広東省湛江市で生まれた。幼少時より成績優秀だったようで、「高考(大学統一入試)」ではトップで浙江大学に入学している。
大学では電子情報工程で学び、大学院修士課程では情報・通信工程に進学した。修士号取得後の2015年、ハイフライヤー・キャピタル・マネジメント(幻方量化)というヘッジファンドを設立すると、AIを活用して株取引で大きな利益を上げた。2023年7月、浙江省杭州市に杭州深度求策人工知能基礎技術研究(深度求策[ディープシーク])を設立した。現在、社員数は約140人である。
梁は海外留学の経験がない。国内で学んだだけで、最先端技術に到達したわけだ。彼に限らず、ディープシークの研究者の大半は国内の一流大学の卒業生であり、技術の国産化を図るため、アメリカ留学組を排除する方針だという。
以上のような先端技術の開発に成功した中国は、さらなる上を目指して邁進している。その先頭に立っているのが習近平である。彼は、中国を列強の半植民地にまで没落させた屈辱の近代史、とりわけ台湾を日本に割譲した日清戦争の敗北、日中戦争による国土の荒廃を振り返り、今こそ逆襲の時が来たとして、並々ならぬ決意で戦いの準備を進めている。世界一の大国であった中華帝国の皇帝が再来したのである。
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