理解不足でいじめも「食物アレルギー」増える実態――「食べられないは、わがままじゃない」小学校の出前授業を取材

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授業は、食物アレルギー配慮商品を展開する6社(オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品、エスエスケイフーズ)が協働する取り組み「プロジェクトA」と連携したものだ。

これまで各社は、それぞれ商品開発や情報発信を行ってきた。しかし、1社だけでは社会全体に与える影響に限界がある――。

そんな共通認識から企業の枠を超えた連携が生まれ、2021年には食物アレルギーに関する副読本を発行・小学校に無料配布し、それを活用した出前授業もスタート。

出前授業は企業ごとにオンライン中心で行ってきたが、13回目となる今回は、参画企業のうち5社による初の合同授業となる。今後も企業間で協力しながら、食物アレルギーへの理解と関心を深めるさまざまな活動を続けていく予定だという。

体育館で「アレルゲン探検隊」

授業は座学と体験型プログラムの二部構成で行われた。

座学では、クイズを交えながら、食物アレルギーの症状や主な原因食物について学ぶ。

続く体験型プログラムは「みんなを守る探検隊!〜食材の海を攻略せよ!~」と題され、児童たちが探検隊となって体育館をチームリレー形式でめぐりながら、カレーやお好み焼きなどに含まれる特定原材料を探す。

ゲーム感覚で特定原材料を確認することで、アレルゲンが身近な食品に含まれていることを体感的に学ぶ仕組みだ。

出前授業で使われた食材カード(写真:筆者撮影)
グループごとに探してきた食材カードを置いて回答を作成(写真:筆者提供)
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