【医師が注意喚起】麻疹が感染拡大「妊活前にワクチン」の切実な理由…発症者が去っても感染力は持続、新生児は高リスク

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妊活の前にまずは麻疹のワクチン接種を(写真:EKAKI/PIXTA)

麻疹ワクチン接種を希望して、外来を受診する患者が増えている。とりわけ目立つのは30~40代の男性で、理由を尋ねると「妊活中で、妻に勧められて来た」と答える例が多い。

将来の妊娠・出産を見据えたカップルが麻疹ワクチンを接種することは、産まれてくる子どもを守るという点からも合理的であり、近年その重要性はむしろ高まっている。

すでに140件近く報告

背景には、日本国内における麻疹患者の増加がある。

国立健康危機管理研究機構(JIHS)によれば、年間報告数は2023年28例、2024年45例、2025年265例と大きく増加した。本年も流行は加速しており、第11週時点での報告数は139例と、前年同期を上回っている。

しかし、これらは氷山の一角に過ぎない。麻疹に感染しても診断に至らない例などが一定数存在するからだ。

麻疹対策を議論するうえで最も重要なのは、正しい理解である。

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