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「いつまでもスマホをやめない子」に親が"絶対言ってはいけない"言葉

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  • 井上 顕滋 非認知能力開発の専門家 / Five Keys代表
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私たちはこれまで、5万人を超える保護者と向き合ってきました。そのなかで、小学校高学年の保護者から頻繁に寄せられる相談が、「低学年の頃は素直に言うことを聞いていたのに、最近はコントロールが利かなくなった」という主旨のものです。

素直で愛らしかった我が子が、まるで別人のように反抗的になったり、無気力になったり、あるいは感情的に不安定になったりする。その変化に戸惑い、どう接すればよいのか分からなくなってしまうのです。実は、その「扱いにくさ」こそが、順調な成長の証しであり、脳が「大人仕様」へと進化しようとしている証拠なのです。

この「混乱の時期」を含む12歳までが、AIが社会インフラとなった世界で生き抜くために不可欠な「非認知能力」の種を蒔く、子どもの未来にとって特に重要なタイミングなのです。

子どもの脳に起きる2つの変化

まず、この混乱の時期に、子どもの脳に起きている2つの大きな変化を理解することで、落ち着いて子育てに向き合えるだけでなく、子どもを成長させる大きなチャンスをつかめるはずです。

脳の変化①:多くの親を悩ませる、大脳辺縁系の活性化

発達的ミスマッチが起きるメカニズム

高学年のお子さんを持つ保護者の方からよく聞く悩みの一つに、子どもの言動の「極端な二面性」があります。

「さっきまで機嫌よく『将来は宇宙飛行士になりたい』と目を輝かせて話していたのに、『じゃあ宿題やったら?』と言ってもゲームをやめない」

「外ではしっかり者のリーダーとして振る舞っているのに、家では驚くほど幼稚で、些細なことで泣く」

多くの親御さんは、これを「反抗期だから仕方ない」と片付けたり、逆に「やる気があるのか、ないのか分からない」と深く悩んだりします。しかし、これも脳科学的に見れば、「発達的ミスマッチ」と呼ばれる、「思春期の脳」特有の極めて正常な現象であり、成長の通過儀礼なのです。

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