東大卒の元官僚がなぜスパンコール姿に? 中道・伊佐進一議員が打ち明ける「YouTuber議員の矜持」と「中道のリアリズム」

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実際の政治とはもっと複雑で、目の前に困っている人がいると手を差し伸べなければなりませんが、原因となる問題に対して、現実に応じた対策を講じなくてはいけません。だから、時には保守的、時にはリベラルになる必要もありますが、イデオロギーに固執すると、なかなか問題解決に至らない。

だから安全保障にしても原発政策にしても、「現実的」という観点が必要です。私たちが主張する「生活者ファースト」とはまさに1人ひとりの国民の生活の向上を実現していくことですが、そのときによって政策の比重が変化することもやむをえません。

「love&peace」で高市政権のサポートも

――これからの中道改革連合の課題とは何ですか。

2月の衆院選で高市早苗首相は「私か、私でないか」と国民に選択を迫りました。そして「自分を選んでくれるなら、国論を二分するようなことをやりたい」とも言いました。それは憲法改正であり、防衛3文書の改訂かもしれません。

国論が二分される以上、与党・自民党に対立軸を示せるのは、野党である中道しかないと思います。もちろん私たちは2月の衆院選で49議席しか獲得できませんでしたが、それでも論陣を張って国民の皆さんに価値判断の材料を提供しなければいけない。最終的に判断するのは国民ですから。

対立軸を示すからには、中道と立憲民主党と公明党の3党が足並みをそろえていく必要があります。そして、与党の足りないところを補っていかなければならない。例えば、昨年11月7日の衆院予算委員会での高市首相の「台湾発言」で一気に悪化した中国との関係です。

伊佐進一
YouTube撮影用の照明機器とともに「love&peace」の決めポーズを取る伊佐議員(撮影:尾形文繁)

高市首相の考えは日米同盟重視です。それは誰も反対はしません。しかし、中国との関係も日本の経済にとって重要です。高市首相は国会答弁で「あらゆるチャンネルで、あらゆる階層でコミュニケーションを取っています」とおっしゃいますが、私が知る限りその様子はありません。

むしろ中国側から「これでいいのか」といった関係修復を求めるメッセージが来ています。本来なら、日中友好議員連盟や日中次世代交流委員会を通じて日中関係の立て直しを図るべきですが、2月の衆院選でメンバーが大きく変容しましたので、これから組織の再構築を進めていかなければいけません。

それにしても、この国難を乗り越えるために高市首相にはぜひ頑張っていただきたい。中道改革連合は国益のためには、高市政権をサポートする覚悟があります。だから私は「love&peace」を主張しているのです。

安積 明子 ジャーナリスト

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あづみ あきこ / Akiko Azumi

兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1994年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、各媒体でコラムを執筆し、テレビ・ラジオで政治についても解説。取材の対象は自公から共産党まで幅広く、フリーランスにも開放されている金曜日午後の官房長官会見には必ず参加する。2016年に『野党共闘(泣)。』、2017年12月には『"小池"にはまって、さあ大変!「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(以上ワニブックスPLUS新書)を上梓。

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