まさに高市首相の"独り相撲"、予算「年度内成立」断念で露呈した「数頼み政治」の限界と危うすぎる行方
衆議院で7割超の議席を占める巨大連立与党を率いる高市早苗首相。彼女が固執した2026年度政府予算の年度内成立が実現しなかったことで、衆議院選挙での歴史的大勝を後ろ盾とする“高市独裁”が揺らぎ始めている。
2月18日召集の特別国会で、高市政権は「数の力」を背景に審議時間を大幅に短縮し、強行突破という形で3月13日に予算案を衆院で通過させた。そして、「国民生活を守る」との大義名分を掲げて参院での審議を促進し、年度内成立に向けて猛進した。
しかし、参院は衆院とは勢力図が真逆の少数与党であり、「良識の府」として審議の充実を掲げる参院の“壁”は極めて高かった。参院自民党も「もともと年度内成立は無理筋」(幹部)というのが本音だったこともあり、党執行部が狙う審議時間の大幅短縮は実現困難となった。
年度末攻防は高市政権の“敗北”に
そのため、政府が27日に「不測の事態に備えて」との前提付きで暫定予算案を閣議決定。国会に提出した時点で、事実上「年度内成立の断念」は確定した。
それでもなお高市首相は、自らのメンツに固執して「断念」を明言せず、与党幹部も過去にほとんど例のない「土日・夜間審議」まで持ち出して、野党に圧力をかけた。しかし、30日に衆参両院で暫定予算の審議が行われるのと並行して、自民党が立憲民主党に「年度内成立の断念」を伝えた時点で、今回の年度末攻防は高市政権の“敗北”となった。
今回の一連の経過について、自民党内では「約1カ月も首相の“独り相撲”に振り回されたが、結果的には『不測の事態』ではなく『予定どおり』」(長老)と指摘する声が相次ぐ。



















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