背景には「ハローキティ」等の主要キャラクターだけに頼らない「複数キャラクター戦略」の成功がある。人気キャラを増やすことは、ライセンスの付与先を拡大するうえで大きなプラスになる。売上高に占める「ライセンス事業を中心とするロイヤリティ収入」の比率は2023年3月期の37.9%から、2025年3月期は48.8%にまで高まった。
ライセンス事業は、人件費増や原価高の影響を直接的には受けづらい。自社で製品を直接製造・販売するわけではないため、製造原価などの変動費は原則的にかからない。製造・販売に直接的に関わる人件費も、ライセンスの付与先の負担となる。
他方で、ライセンスの付与先が人件費や原価高等のコスト増を価格に転嫁すれば、売上に連動して支払われるロイヤリティ収入(ライセンスフィー)が膨らむメリットを享受できる。多くの企業には逆風となるコスト増を味方にできている例と言えるだろう。
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