「僕は特別」の自尊心が崩れた瞬間
藤田さんの大学留年話は、とても印象的だ(笑)。どんなことが起こっても、動じない(ように見える)彼の胆力は、若いときから養われていたのだと驚嘆する。
僕も、中高時代の続きを振り返ってみよう。
中2だてらに「10万円のバイト」を受注し、顧客を満足させた僕は、その後もコンピュータの世界に没頭。そして、お決まりの「成績急降下」という憂き目に遭う。
入学当時はトップ10クラスだった成績がダダ下がりしたのだ。もっと言えば、学年202人中199番に落ちたことすらある。クラスメートからは「勉強のできない堀江君」と思われていたはずだ。夜中のうちに、母親にパソコンを捨てられたこともあった(もちろんゴミ置き場から救出した)。
悲しいかな、パソコンを巡る状況も変わっていった。
インターネットがまだない時期で、パソコンは大衆人気を急速に失い、一部の愛好家たちのためのマニアックな“遊び道具”へと変貌してしまったのだ。
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【高校1~2年生のときは、パソコンで自尊心を保っていた】
