映画『国宝』効果で大繁盛…開場前の《歌舞伎座》に潜入して驚いた"精巧な内部" 衝撃の"舞台ギミック"を一挙ご紹介
ほかにも、花道の突き当りの揚幕(あげまく)の周囲の席は、控え場所の鳥屋(とや)から役者が客席をのぞく切れ目が見えたり、揚幕を開ける際に鳴る鈴の音が間近に聴こえるといった通の楽しみ方がある。
席ごとに異なる情緒があり、どこを選ぶかは好み次第だが、どの席でも歌舞伎座ならではの体験になる。いくつか試せば、お気に入りの席が見つかるに違いない。
意外に堅苦しさのない幕間の楽しみ方
歌舞伎は4〜5時間ほどの半日がかりの演目が多く、食事時間を含めた幕間の休憩が何回か入る。その時間の過ごし方も、歌舞伎座ならではの楽しみになるだろう。館内の名物になる場所を劇場スタッフに案内してもらった。
昔からの面影が残る大間(1階ロビー)は、色鮮やかな緞通(だんつう)が敷き詰められ、京都・平等院鳳凰堂中堂母屋の菱形文様をモチーフにした4羽の鳥が、22種類以上の色糸を組み合わせたグラデーションで描かれている。踏んで通るのが申し訳ない気持ちになった。
2階の吹き抜けロビーには、上村松園や伊東深水、堅山南風ら日本画の巨匠の絵画が飾られており、幕間の美術館とも呼ばれる。歌舞伎以外の日本文化に触れることができる空間になる。
堅苦しくない歌舞伎座の時間を楽しむなら3階へ。西側の売店は、歌舞伎座名物の「めでたい焼」を求める観客でにぎわう。紅白の団子が入ったたい焼きだが、幕間に食べるのが通の楽しみ方。その場で食べている人がたくさんいた。
その正面は、個性豊かな売店が並ぶ、座・のれん街。和装小物や印伝小物のほか、推し活用の役者グッズなど開幕中の演目ゆかりの商品が並び、お土産や記念品の買い物を楽しめる。




















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