ドラクエ過去作にAIバディ「おしゃべりスラミィ」導入、"攻略ではなく友達"の発想が示すゲーム体験と運営モデルの転換
開発の現場にも変化
Google Cloudのビューザー氏はゲームにAIを導入するメリットについて、「2Dから3Dへの移行以来、約30年で最大の変化になる」と述べた。おしゃべりスラミィのようなAIバディによるプレイヤー体験の変革は、その柱の一つだ。今後3〜5年でほぼ全ジャンルのゲームにAIが浸透するとの見通しを示した。
もう一つの柱が、開発現場の効率化だ。ビューザー氏は「ゲーム開発においてAIはアイアンマンのスーツだ。中身は人間だが、スーツが超人的な力を与える」と表現した。
スクウェア・エニックス側の開発現場でも変化は始まっている。安西氏によると、企画段階でプランナーがAIを使って衣装デザインの資料を作成しているという。「絵が描けない人でも、AIに作ってもらえる。上がってきたものが『こうじゃないんだよね』という確率がだいぶ下がった」という。ただし、顧客向けのゲームデータそのものにAI生成素材は使っていないとも付け加えた。
スクウェア・エニックスは2025年に品質管理工程へのAI活用も発表している。バグ検出の自動化でテスト工程を効率化し、開発期間の短縮を狙う。同社でAI&エンジン開発を統括する荒牧岳志ジェネラル・マネージャーは「効率が倍になれば2倍のゲームが出せる」と語り、AI活用の範囲を広げる方針を示した。
そもそもテレビゲームは、一緒に遊ぶ相手がいなかった人たちの受け皿として発展してきた。安西氏はその歴史に触れながら、「ボードゲームを遊びたくても人数が足りなかった問題を、テレビゲームが解決した。AIによって、また新しい発展のフェーズに入れるんじゃないか」と期待をにじませた。
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