ヨーカドーやマルイのアパレル跡地に「謎の麻雀教室」が急増…「料金、客層は?」「ビジネス的に成り立つ?」疑問をぶつけた

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そもそも、商業施設などの公的施設の一部で開催しているため、施設ルールで喫煙ができないという話でもあるらしい。

「本スクールでは、みんなが気持ち良く過ごせる環境づくりを大切にしています。タバコも含め、本来あるべき公衆道徳にもとづいた場所を作れば、どの年代の人であっても足を運びやすくなりますから」

実際に店内を見回してみると、部屋には空気清浄機も設置されており、非常に清潔な空間が広がっていた。これだけ明るく、清潔な環境で麻雀をプレイできる点に魅力を感じる人も少なくなさそうだ(少なからず、筆者は強く魅力を感じている)。

気になる麻雀スクールの経営は?

セルフドリンクスタンド
セルフドリンクスタンド。紙コップに好きなドリンクを注ぎ、自由に飲みながら対局できる(筆者撮影)

さらに気になるのは、経営が成り立つのか? という、ビジネスとしての側面だ。麻雀教室はカルチャースクールであるため、どうしてもビジネススタイルが想像しづらい。一般的な雀荘であれば、利用料そのものより、ドリンク代やフード代で収益化しているイメージがある。

「ニューロン麻雀スクールの料金は体験500円、初級は1時間で1000円、中級は600円、経験者は500円で、それぞれドリンク付きとなっています」

講師の付きっきり度合いによって利用料金が変わるよう設計しているようだ。しかし、フリードリンクが付いていては、経営を続けられるほどの利益を確保できないのではないだろうか。

「実は、サイゼリヤさんの経営をイメージしているんです。ドリンクも、ドリンクバーからお客様ご自身で紙コップに注いでもらうスタイルを採用しています。セルフにできる部分はセルフ化し、コストカットすることで利益を確保しています。さらに、客層の拡大にも取り組み、1人当たりの負担額を減らしながら持続できるモデルを模索しています」

セルフドリンクスタンドの紙コップ
セルフドリンクスタンドの紙コップ。グラスではないので洗う手間もかからない(筆者撮影)

確かに、現地にいた来店客は、慣れた手つきで紙コップにそれぞれ飲みたいドリンクを注いでいた。極限までセルフサービスにすることで、ランニングコストを削減しているのだ。こうした経営努力に加え、スタッフも子ども教室のOBや定年を迎えた会員にボランティアとして協力してもらうなど、さまざまな工夫を施しながら運営しているという。

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