「廃校跡地に小粋なホテル」岩手県・紫波町が狙う復活劇 のどかな田舎町が公民連携で建設進める「癒やし空間」の現在地
3月上旬、東京でストレスフルな日々を送る筆者は、コンクリートジャングルを抜けて北を目指した――。
向かったのは、岩手県盛岡市の南に位置する紫波町(しわちょう)。奥羽山脈と北上山地の狭間にある人口3万3000人の小さな町で、もち米やブドウの生産など農業が盛んなのどかな場所だ。
紫波町では近年、「農ある暮らし」=「ノウル(NOLL)」を推進する活動が生まれている。大自然に囲まれた旧長岡小学校の跡地に、田畑を含むガーデンや育てた野菜を味わうレストラン、ホテルなどを設け、持続可能な地域づくりを目指す公民連携のプロジェクトだ。
大自然のなかののどかな風景に和んだ紫波町
ノウルまでは、JR東北本線の紫波中央駅から車で15分ほど。
東京から新幹線で盛岡駅に向かい、東北本線に乗り換えて20分ほどで紫波中央駅に着いた。駅舎を出るとすぐ目前に住宅が立ち並び、駅横にポツンと建つカフェのコーヒーは1杯100円。のどかな地方の街の風景に出迎えられて、さっそく和まされた。
紫波町には、公営のデマンド乗合バス・しわまる号が走っており、電話か予約サイトで配車すると、指定した場所のどこでも乗降ができる。予約サイトはタクシー配車アプリや北米のUberなどと同じ使い勝手。乗車地と降車地を入れて予約すると、バスがどこにいて何分で到着するか表示される。





















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