「廃校跡地に小粋なホテル」岩手県・紫波町が狙う復活劇 のどかな田舎町が公民連携で建設進める「癒やし空間」の現在地

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運賃は600円(乗合だと400円)で、タクシーより断然割安。電子マネーも使えるから気楽に利用できる。地域の高齢者や観光客など来訪者を中心に“町の足”として利用されているようで、大都市圏のライドシェアよりも、よっぽど機能している印象を受けた。

地域の豊かな食材が楽しめるレストラン

ノウル
長岡小学校跡地に公民連携プロジェクトとして開発されたノウルの入り口には学校の石門が残る。奥に見えるのはグローサリーストアとレストランが入る建屋(写真:筆者撮影)

長岡小学校の石門が残るノウルの敷地に入ると、すぐ正面に木造2階建ての真新しい建屋があり、すでにオープンしているグローサリーストア・ノギマートとレストラン・エグネが入っている。

ノウルガーデン
建屋の前にはノウルガーデンの田畑が一面に広がる。この先、さまざまな野菜や植物が植えられる(写真:筆者撮影)

ノギマートは、地域の有機栽培の野菜や酒蔵のお酒などさまざま食材や加工品が木棚に所せましとならぶ、こだわりの地元の食材のセレクトショップ。県内の有名パティシエが監修した地域の果物を使ったパフェも販売する。

ノギマート
ノギマートには生鮮品も含め地域のさまざまな食材や加工食品がならぶ(写真:筆者撮影)

お店の目利きでセレクトされた、この地域ならではの食品を購入できる、観光客にとってうれしいお店。盛岡駅の土産店にはない地域のコアな食材、加工品を見るのも、購入するのも楽しめる。

隣のエグネは、フランス料理をベースに、岩手、紫波が育む食材の本質を丁寧に引き出すことを掲げるオーベルジュ型のレストラン。4月にオープンするノウル内の同名ホテルにも入る。

シェフは、東京でフレンチレストランを営んでいたが、岩手の食材に魅了されて紫波町へ移住したという。この地域の旬の食材と土地の魅力が凝縮された美食を提供する。

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