「廃校跡地に小粋なホテル」岩手県・紫波町が狙う復活劇 のどかな田舎町が公民連携で建設進める「癒やし空間」の現在地
3月に行われたホテルの内覧会では、焚火で焼いた三陸の鮮魚や地域野菜のほか、紫波黒豚や鹿肉の料理などが立食形式で提供された。地域の食文化が感じられる洗練された料理とその芳醇な味わいを堪能し、箸が止まらなかった。
レストランは平日の夜や週末は予約でほとんど埋まる人気ぶりだという。
その奥の建屋は、住宅棟・ノウルヴィレッジ。ノウルは観光客だけでなく、県内外からの居住者を呼び込む、地域の農、食、住のあるコミューンになる。
住人同士の交流を育むコミュニティルームを設置した高断熱高気密のエコ住宅になり、運営するオガールの代表・岡崎正信氏によると、周辺の地代の3〜5割増しになるが、すでに全戸の入居者が決まっているという。
広大な田畑では大自然と地域の生業が共存する
エリア中央部のノウルガーデンは、紫波町の象徴的な山である東根山など雄大な山々と北上平野を望む地に、広大な畑や花畑が造られ、豊かな自然の景観と地域の農の生業の風景が共存する、ノウルの庭になる。
現在はまだ耕作がはじまっていないが、田畑の間のあぜ道には、休憩できるベンチが自然のなかにいくつも溶け込んでいる。明るい陽が差し込み、大自然に囲まれる開放的な空間は、歩いているだけで気分がいい。
訪れた日は平日の昼間だったが、小さい子どもを連れた親や、年配者数人のグループが散策している姿があった。本格的なオープンはこれからだが、すでに地域の人たちの憩いの場になっているようだ。





















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