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〈塗り変わる地図〉六本木勢など「巨大キャバクラ」3グループが進出/「高級クラブの牙城」銀座に生まれる新たな市場

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実はコロナ禍以降、銀座8丁目界隈に進出した巨大キャバクラグループは、ジャングル東京銀座で3つ目。すでに2グループが進出しており、業界関係者の間では「三つどもえの戦いに発展するのではないか」との声が上がった。

というのも、そもそも銀座は高級クラブの街。小さなキャバクラこそあったものの、六本木などで主流となっていた100人規模のキャストが働くような巨大なキャバクラ店はなかった。

それがコロナ禍を境に、相次いで勢いのあるキャバクラグループが一挙に3つも進出したのだから、そう見られるのも無理はなかった。

ジャングルを迎え撃つ格好となったグループの1つが、広島から銀座に進出してクラブなどを経営していたオルフェグループだ。キャバクラのほかにスナックやラウンジ、コンセプトカフェなどを展開している。

元セクシー女優の明日花キララさんプロデュースの「J-VOGUE(ジェイボーグ)」を銀座にオープンしたのは21年9月。翌年10月に銀座でも有数の高級クラブが入居する通称「ポルシェビル」の地下1階に移転。銀座最大級とも言われる180坪(約600㎡)の超大型店としてリニューアルオープンした。

ベネグループの年商は250億円超

もう1つのグループはベネグループ。05年にキャバクラ「ベネ福岡中洲」を開業。17年に東京1号店となる「ベネ東京六本木」をオープンし、歌舞伎町、そして銀座でも相次いで店舗を開くなど勢力を拡大している。24年5月に「ヴェニスクラブ銀座(VENICE CLUB GINZA)」をオープンした。

内装に5億円程度投じたという中世ヨーロッパテイストの店内は、ラグジュアリーブランドの店舗デザインを担当したデザイナーが手がけた。100万円以上はするといわれるシャンデリアをはじめ、超高級の調度品がずらりと並び豪華の一言だ。

ヴェニスクラブ銀座
ヴェニスクラブ銀座の店内は超高級の調度品が至るところにある(撮影:梅谷秀司)

ベネグループは、26年1月末時点でキャバクラを中心にクラブや飲食店など約50店を展開する。グループ総売上高250億円超を誇る国内最大級のキャバクラチェーンの1つだ。

「串カツ田中」を展開し東証スタンダード市場に上場するユニシアホールディングスの25年11月期の売上高が210億円。それをも凌駕する規模で、いかに大きなグループであるかがおわかりいただけるだろう。

そんなベネグループをしても、銀座進出は容易ではなかったという。「六本木は中洲の延長線でやれたが銀座は違った」。そう語るのは、ベネグループを率いる西村浩昭CEOだ。

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