「本当に美味しいもの」をほとんどの人は区別できない…味より情報が店の評価を決める残酷な現実
食べ物に限らずどの業種でも似たようなことがあるだろう。理不尽にも感じることだが、それを嘆いても仕方がない。目指すべきは、自分の商品や店、会社について出回る情報を増やし、「もっと美味しいもの」と判断される側に回ることだ。
「味で勝負」は完全に間違っている
うちの店は美味しいから大丈夫。本当に美味しいものは時間がかかってもわかってもらえる。目立ったことをするのではなく、味で勝負したい。
こんな風に考えている経営者の気持ちはよくわかる。僕も何度も考えた。いや、正直に言うと今でもその気持ちが捨てきれていないなと思うことがある。
でも、その考えは完全に間違っている。ここまで言ってきたように、人は「もっと美味しいもの」は見分けられない。なので、ごく少数の味がわかる誰かが「もっと美味しい」ことを見つけて紹介してくれないと、それが一般に知られることはない。
時間が無限にあるなら、いつか誰かが見つけてくれるかもしれないが、それまで10年も20年も赤字を垂れ流し続けられる店や会社はほぼあり得ないだろう。
テレビ番組では、山奥でひっそり営んでいるのに噂が噂を呼んで常に行列の蕎麦屋さん、みたいな店がよく紹介されているので、誤解しがちだが、あなたが見ているその時点で「その店はテレビに出ている」ということを忘れてはいけない。



















