以下は、速報値ベースで、東京、首都圏三県(埼玉、千葉、神奈川)、地方4大都市(愛知、大阪、兵庫、福岡)、その他の39道府県に分けた場合で、それぞれ婚姻数と出生数の前年比増減を比べたものです。

東京は婚姻数も出生数も増えていますが、首都圏三県と地方4大都市は、婚姻が増えていても出生が増えていない。その他39道府県は、婚姻も出生も増えていないという状況です。つまり、婚姻が増えたのは東京含む大都市だけということになります。
加えて、婚姻の伸びが減れば減るほど出生も減っています。まさに「少子化とは婚姻減による」と繰り返しお伝えしてきた内容を証明するものです。39道府県の出生数は全国の半分を占めます。東京だけが出生増でもそれでは日本全体が上向くことはないわけです。
東京の未婚率は全国トップクラス
それでも、出生が婚姻に依存するなら、東京含む大都市の婚姻数が増えていることは翌年以降出生も増えるという期待ができると思えるかもしれません。もちろん増えてもらわなければ困るのですが、前年比だけで大都市の婚姻率が改善されたと見るのも早計です。そもそも、東京の婚姻数が増えているといっても、東京の未婚率は全国トップクラスであることも念頭に置かねばなりません。
要するに、東京など首都圏や大都市は婚姻数増とはいっても、それ以外の地方がそれを帳消しにするくらい減っていることと総合してみていく必要があるでしよう。
【2026年3月14日23時15分追記】初出時の記述に誤りがあったため、上記のとおり修正しました。お詫びして訂正します。
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【子育て支援政策をしても止まらない少子化】
