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アストンマーティン「S=Sport」ではない意義とは? 「ヴァンテージS」「DBX S」の発表会で聞いたその中身

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DBX Sでは、4リッターV8エンジンの最高出力がDBX707から20ps上がって727ps(535kW)に達している。

その背景には、サーキットレースで活躍のアストンマーティン「ヴァルハラ」で開発した、大型コンプレッサーホイールなどのターボチャージャーの技術があると説明される。

オプションの23インチ径マグネシウムホイールはスチールに比べて約75%軽く、アルミニウムの約3分の1という軽量で、かつ高剛性(写真:Aston Martin Japan)

9段オートマチック変速機の変速時間の短縮や、シフト(アップとダウン)のポイントの見直し、さらに各ドライブモードとのより緻密なマッチングなど、細部まで手を抜いていない。

さらにDBX Sでは、軽量化も重要なテーマだったそうだ。これは、前出のヒューズ氏が強調した点でもある。

「SUVセグメントで、初のマグネシウムホイールを装着しました。また、ルーフレールを廃止し炭素樹脂のルーフを採用するなど、数多くの見直しを行い、最大47kgの軽量化を実現しています」

さらにスポーティに仕立てられたデザイン

どちらのクルマにも共通するのは、Sモデルのための専用内外装。

ヴァンテージSでは、たとえば、ボンネットブレードやデッキリッドスポイラーが目をひく。

DBX Sは、フロントではスプリッターとディフューザー、側面では新しい形状のサイドシル、リアは新意匠のバンパーを採用。さらに4本で「ハ」の字を作るテールカッターなど、かなりスポーティ。

4リッターV8ツインターボには「ヴァルハラ」で開発した大型コンプレッサーホイールなど新しいターボテクノロジーが採用される(写真:Aston Martin Japan)

共通するのは、Sのバッジ。「宝石などの加工業者が集まっているイギリス・バーミンハムの工房に発注したもので、ガラスエナメル製と凝りました」とヒューズ氏。

ボディ下部にアクセントラインを入れることも可能で、私が見たヴァンテージSは、気分を盛り立ててくれるような、赤い挿し色が入っていた。これも職人の手作業だという。

パワー感たっぷりのテールカッターと職人が手で仕上げた赤のアクセントストライプが目をひく「ヴァンテージS」(写真:Aston Martin Japan)

「あらゆるオプションを用意して、軽量化などの機能面ばかりでなく、視覚や音など感覚面でも、十分に満足していただける仕様に仕上げます」

ヒューズ氏とともに来日したアジアパシフィックおよび中国を担当するリージョナルプレジデントのカール・ベイリス氏は、誇らしげに語る。

「まさに驚くべきエンジニアリングの傑作です」

ビジネス面で見たアストンマーティンは、世界経済の後退局面にあって、大きな市場でダメージを受けているといわれる。

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【Sモデルの存在意義とは?】

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