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アストンマーティン「S=Sport」ではない意義とは? 「ヴァンテージS」「DBX S」の発表会で聞いたその中身

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あいにく、26年3月の時点で、エンジンが期待どおりに仕上がっていないと報道されており、ファンを不安にさせているのも事実で、一刻も早い復調を期待したい。

本来の商品力で販売を強化するべく企画されたのが、今回の「S」モデルだ。

アストンマーティン・ラゴンダでヘッド・オブ・プロダクトマネージメントを務めるニール・ヒューズ氏(写真:Aston Martin Japan)

「SはSportのSだと思われがちですが、実際は1953年のDB3Sに端を発する“Special”でもあるのです」と、ヒューズ氏は説明する。

徹底したファインチューニング

車種によって強化する内容が異なるので、内容を見ているとスポーツカーのヴァンテージSもSUVのDBX Sも、興味をひかれる。

ヴァンテージSは「アストンマーティンの定評あるスポーツカーの中で最もパフォーマンスにフォーカスしたモデル」(アストンマーティンジャパン)とされる。

ラインナップ中もっともパフォーマンスにフォーカスしたヴァンテージのSモデル(写真:Aston Martin Japan)

4リッターV8エンジンはターボチャージャーをはじめ、多くの部分に手が入れられている。はたして最高出力は、従来の「ヴァンテージ」の668psから680ps(500kW)に引き上げられた。

しかし、単純に出力を上げただけではない。特徴は、徹底したファイン(細かな)チューニングだ。

ボディに直接取り付けられ、直進性とステアリングレスポンスを向上させるようリアサブフレームを再設計した。

サスペンションシステムでは、ダンパーのハードウェアのチューニングとソフトウェアのキャリブレーションを実施。

ステアリングホイール操舵時のフロント部のフィールとレスポンスを上げている。リアサスペンションはスプリングを調整して、低速走行時の乗り心地を改良。

サブフレームマウント、トランスアクスルの搭載位置、サスペンションの設定などあらゆる部分に手が入っている(写真:Aston Martin Japan)

変速機とリアディファレンシャルシステムが一体化したトランスアクスルのマウント部は、あえて剛性を10パーセント落とし、パワーのオンオフに対する動きをスムーズにしているという。

スロットル(アクセル)ペダルも、踏み込んだときの重さと、それに対するエンジンの反応を慎重にチューニングしている。

どれもクルマのドライブフィールのためには、とても重要な事柄だ。

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【DBX Sでは「軽量化」も重要なテーマ】

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