東武東上線「一夜にしてホームドア出現」の舞台裏 「ベテラン車両」も貢献、設置は真夜中の短期決戦
国土交通省のデータによると、24年度末時点で全国のホームドア設置駅数は1190駅・2830番線(ホーム)。15年度の665駅から約1.8倍に増えた計算だ。国が25年7月に取りまとめた新たな目標案では、30年度までに全国4000番線のホームに整備するとしている。
東武練馬駅では2番線の工事の1週間後、下り方面の1番線にもホームドアの筐体を設置した。使用開始までは扉が開いた状態のため、ホーム上の安全を確保するために警備員を配置。最終的な総合試験は一晩かけて実施し、12月12日に使用を開始した。
26年2月22日には下り方面へ1つ隣の下赤塚駅、3月10日には成増駅のすべての番線で稼働するようになった。
設置までの長い準備期間
駅利用者のホームから線路への転落を防止するだけでなく、鉄道の安定輸送を支えるホームドア。だが、列車が到着するたびに問題なくスムーズに開閉し、通過列車の風圧にも耐えられなければかえって運行トラブルの原因になりかねない。
さらに設置にあたっては、毎日早朝から深夜まで走る列車を止めることなく、ほかのメンテナンス作業とも調整しながら、限られた時間とスケジュールのなかで工事を進めなくてはならない。
朝、いつものように駅で電車に乗ろうとしたらホームが様変わりしていた――駅の利用客を驚かせるトリックのような「一夜城」の裏には、想像以上に関係者の労力が隠れている。
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