東武東上線「一夜にしてホームドア出現」の舞台裏 「ベテラン車両」も貢献、設置は真夜中の短期決戦
東武鉄道の担当者、施設部通信施設課の宮﨑純一課長補佐はこれまで電気関係の職場が長かった。ホームドアの設置は前週、前々週の東武スカイツリーライン西新井駅に次いで2駅目だ。
ホームドアの設置をする際には普段の深夜の保線作業ができなくなるため、土曜日の終電後から日曜日の始発の前に実施することが多いという。
東武練馬は高架区間になる駅とは異なり、前後を踏切に挟まれた場所にある。宮﨑さんは「踏切の近くに電車を停めて作業すると、その先の踏切が鳴りっぱなしになってしまうため、特殊な措置をとって鳴らないようにする必要がある」と説明する。
知らないうちに進む基礎の工事
東武鉄道に限らず、古くからある盛り土式のホームは最初からホームドアを置く想定をしているわけではなく、重量物を“縁の下”で支える基礎部分の改修が必要になる場合が多い。
ホームドアの筐体は一晩で一気に取り付けるが、ホームの基礎部分の工事は、そのかなり前から少しずつ進めている。こちらも利用者の目には触れない深夜の作業だ。
東武練馬では東改札口付近、上りホームの裏側に当たる場所に資機材を置く工事用のスペースを整備した。
宮﨑さんは「普段の基礎部分の作業は目立たなくても実はかなり重要で、工事が遅れると、たくさんの人員が必要なホームドア設置作業に影響してしまう。そのためコストをかけてでも工事用のスペースを確保し、深夜の限られた時間を有効に使えるようにしている」と話す。




















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