この時期に依然、激しい販促キャンペーンが続いている背景には春節商戦が振るわず、連休後も各社に在庫負担が重くのしかかっているという事情がある。中国の業界団体である乗用車市場信息聯席分会の統計によれば、2026年1月の乗用車小売台数は前年同月比13.9%減の154万4000台に落ち込んだ。
ある自動車メーカー関係者は、25年は春節が1月末であったため販売は春節休暇の影響を受けた一方、26年の春節は2月中旬であり、13.9%という見かけの減少率以上に、販売の落ち込みは大きいとの見解を示した。
補助金打ち切りの痛手続く
この結果、26年1月末時点の全国乗用車在庫は前年同期比58万台増の357万台に達した。2月25日、前出の乗用車市場信息聯席分会の崔東樹秘書長が明らかにした。乗用車在庫台数は25年10月が341万台、11月が379万台、12月が365万台と高止まりが続いている。
足元の販売不振と在庫増加の背景には、25年10月以降、一部地方政府で買い替え補助金が枯渇したことがある。これにより補助金支給を打ち切る地方が増え、25年前半にかけての自動車販売を押し上げた原動力が失われた格好だ。
近年、中国の自動車市場では、春節明け後も値下げキャンペーンを行うことがほぼ恒例となっている。
とはいえ、例年に比べれば、26年初の値下げ幅は明らかに縮小している。その背景には、最近の自動車製品の大幅なコスト上昇があり、メーカーの値下げ余地が狭まっていることがある。25年下半期には、電池原材料である炭酸リチウムの価格が上昇を続けたほか、メモリー半導体も需要に対し供給が追い付かず価格が高騰している。
(財新記者:安麗敏)
※中国語原文の配信は2月27日
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