「ハヤセ洋菓子店」は実在している? TBS日曜劇場『リブート』の舞台となった《とある"街の洋菓子店"》の正体

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また、スイーツがテーマのドラマとして、朝ドラこと「NHK連続テレビ小説」は外せません。

『つばさ』(09年)では、埼玉県川越市の老舗和菓子屋「甘玉堂」ではたらくヒロイン(多部未華子さん)が登場、また、『まれ』(15年)では、パティシエを目指すヒロイン(土屋太鳳さん)が、能登から横浜に出てきて奮闘します。

『まれ』の製菓指導は、能登の和菓子屋出身で、その後世界的なパティシエとなった辻口博啓さんでした。

さらに、『カムカムエヴリバディ』(21年)では、3人のヒロインのうち、「安子」(上白石萌音さん)の実家が和菓子店「御菓子司 たちばな」で、 美味しいおはぎを作るシーンが印象的でした。

また、それを引き継いだ「るい」(深津絵里さん)が営む「回転焼き」(地方によって呼び名は「今川焼き」「大判焼き」)屋さんも登場します。

どのスイーツも、視聴者に対して平和でほっこりする雰囲気を届けおり、ドラマにおいて重要な役割を担っていると言えます。

リブート シャトー洋菓子店
こちらは「シャトー洋菓子店」自慢のモンブラン(写真:筆者撮影)

人気とは裏腹に減り続ける「街のケーキ屋さん」

これだけパティシエやスイーツが不動の人気の中、最近では「街の洋菓子店」は減少の一途を辿っています。帝国データバンクの調査によると、24年度の「洋菓子店」の倒産件数は51件と過去最多で、前年度比1.6倍となりました。

コンビニなどの安価で手軽なスイーツとの競争激化に加え、原材料や包装資材の仕入れ価格の高騰、販売スタッフなどの人手不足、大手チェーンや近隣他店との競争激化が要因であると考えられます。

リブート シャトー洋菓子店
街の洋菓子屋さんを体現したような風情の「シャトー洋菓子店」(写真:筆者撮影)

ドラマの世界にもそんな世相が反映されていて、コンビニスイーツにスポットを当てた、森七菜さん主演「この恋あたためますか」(20年、TBS)が注目を集めました。

さて、『リブート』では、今後も「ハヤセ洋菓子店」がとても重要なカギを握るとのこと(前述のプロデューサー)。甘党の筆者としても、ますます注目したいと思います。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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