「北海道のローカル線」もう見られない列車の記憶 国鉄時代末期に消えた多くの鉄路、今も続く廃線

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99年に放送されたNHKの連続テレビ小説『すずらん』は留萌本線の恵比島駅に設けた架空の駅「明日萌」が舞台だった。実は放送前、NHKから筆者に「今度、鉄道が舞台になるドラマを企画しているが、舞台に適した場所をアドバイスしてくれないか」と連絡があった。

留萌本線 冬 恵比島 峠下間
冬の留萌本線・恵比島―峠下間、雪をかき分けて進む列車(撮影:南正時)

留萌本線が適していた理由

線路が一直線で、原野だけでなく山もあり、民家も点在し、雪深い場所……という条件を聞いて、筆者が推薦したのが留萌本線の恵比島駅とその付近だった。その後NHKからは「ここに決めました」と連絡があり、実際にドラマの舞台になったのだった。そんなこともあり、JR化後も「SLすずらん号」の撮影をはじめ、本当に数えきれないほど通った路線である。

留萌本線 恵比島 D51 石炭列車
留萌本線の恵比島駅を通過するD51形牽引、後部補機付きの石炭列車。左に見えるのは留萌鉄道の線路跡=1974年(撮影:南正時)
留萌本線 SLすずらん号
早春の留萌本線を走るC11形牽引の「SLすずらん号」(撮影:南正時)
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その留萌本線も、2016年12月に増毛―留萌間が廃止となったのを皮切りに、23年に留萌―石狩沼田間が廃止、そして26年3月末には残った石狩沼田―深川間も運行を終え、全線が記憶のかなたに消え去る。

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