お目当ては「店そのもの」 工場の片隅の弁当店に全国から人が集まる"不思議" 20年前に姿を消した「サラヤ」の面影を求めて
三島食品広報担当の新宅智彦さんによると、地元メディアの記事で、サラヤが現存していることを把握したという。それまでこの店舗が存在しているという連絡はなかったそうだ。
三島食品会長の三島豊さんは「懐かしいの一言。長年のメンテナンスに敬意を表します」と言葉を寄せる。
現在、ブンセンと商取引はないものの、先に挙げたセブン-イレブンのサラヤ監修「唐揚げおむすびセット」に、ブンセンの昆布佃煮「久寿(くず)し昆布」が採用されている。時を越えたコラボレーションが実現したのは単なる偶然なのだろうか。
社員にとっても愛着ある店舗
このフィーバーについて、ブンセン代表取締役社長田中智樹さんはこう語る。
「田中さん、いいキャラクターでしょ? 社員もこのショップに愛着を持っていて、こういう形で広まったのは感慨深いですね」
「会社の人たちがほんまにええ人たちばっかりなんです。人がええというのかな。今後、店がどうなるかはわからないけど、ずっとやらせてもらえたら嬉しいです」(田中淳子さん)
サラヤの店舗を、そのままの姿で20年以上活用して運営するブンセン。
海苔つくだ煮「アラ!」の製造で知られる同社は、2024年、約40億円の負債を抱えて民事再生を申請した京都の老舗「野村佃煮」を引き受けた会社でもある。
小さな店を残し、大きなリスクも背負う。その経営判断は、どこから生まれているのだろうか。後編は、ブンセンという会社の素顔に迫る。
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