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ライフ #ナース・クライシス

不公平な看護師"働き方改革"の実態 「いつも尻拭い」「夜勤可能な人に集中」「菓子折り持参で謝罪」…復職望まぬ看護師も

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悩む看護師
「働き方改革」がまったく進まない看護の実態に迫ります(写真:mits/PIXTA)

INDEX

現在、毎年約5万3000人の新しい看護師が誕生しているが、今後、減少は避けられない状況ともいわれる。それならば、医療崩壊を防ぐためにも、現職の看護師が今後も働き続けられる対策や、現在何らかの理由で休職している看護師の復帰を考えなければならない。
だが、実際は働き方改革が推し進められるなかで、十分な対応はできていない。
看護の世界に何が起こっているのか――。看護ジャーナリストの筆者が真相を探った(「ナースクライシス」は5回の短期連載でお届けします。今回は4回目です)。
【1回目:"憧れの職業"に何が起きたか 「看護学校」定員割れの衝撃 「不要論」と「新たなニーズ」の間で揺れる准看護師という存在
【2回目:「未来に希望が見えない」19歳看護学生を自死に追いやったハラスメントの闇 教員・先輩・患者…逃げ場のない看護師たち
【3回目:「夜勤4回でやっと普通」現役看護師が明かす"給与の中身" 病院奨学金で「お礼奉公」の不条理――看護師とお金の問題

休みのところ悪いけど…

看護師の働き方に関しては、厚生労働省が推進する働き方改革の結果、柔軟な勤務時間の導入が始まり、日勤・夜勤だけのシフトから時短勤務、日勤常勤といった選択肢が増えた。

こうした政策の後押しもあり、妊娠・子育て世代の看護師は働きやすくなった。だが、それ以外の看護師は働き方改革の恩恵を受けにくく、偏った改革となっている。

都内の医療機関に勤める20代の看護師Aさんは、こんな不平を口にする。

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【同僚に「菓子折持って」詫び】

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