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女の子の「なりたい職業」で常に上位にランクインしている“白衣の天使”看護師。
人の命を救うという使命感にあふれた職業にもかかわらず、「献身」の名のもとに過重労働やさまざまなハラスメントといった過酷な状況に曝され、限界を感じて職場を去る看護師も多い。
このような状況が続けば、病院は危機的状況に陥り、我々はこれまで「当たり前」に受けてきた医療サービスを受けることができなくなるかもしれない。
看護の世界に何が起こっているのか――。看護ジャーナリストの筆者が真相を探った(「ナースクライシス」は5回の短期連載でお届けします。今回は2回目です)。
ある看護学生の自死
看護師は長年、子どもたちの「なりたい職業ランキング」で上位を占める人気の職業だ。多くの人が「人の役に立ちたい」「医療に貢献したい」という純粋な気持ちで看護の道を志す。
しかし、その夢を実現しようと看護学校や大学に入学した学生は、ときとして想像していなかった現実に直面することがある。
2022年7月13日、岐阜県の看護専門学校2年生だった高橋蓮さんが、病院での看護実習期間中に自ら命を絶った。SNSには教員からのハラスメントがあったことをにおわせることが書かれていた。
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【心を追い詰められていく看護学生たち】
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