しかし、まったくタイプの違う仕事を同時並行するのは難しそうだ。日によって仕事を分けているのだろうか。
「いえ、”ごった煮”です。ITエンジニアはスピードが求められますが、おかゆの仕事関係の方々はそれに比べると時間の流れ方がゆっくりしています。なので、1日の中で両方の仕事を進めることが自然と気分転換になっているんです。在宅で仕事をしている夫には『エンジニアの時とお粥研究家の時では顔が違うね』と言われます」
3時45分に起床し、15時には仕事を終える生活
かゆさんの朝は早い。3時45分に起床し、早朝に1人でできる仕事を進めて、5時台には24時間のジムへ。自宅に戻って6時半ごろからおかゆを作り、自然光で撮影してから食べる。15時ごろには仕事を終えて、その後はおかゆの調べ物をしたり、好きなことをしたり、飲みに行ったり。ただ、疲れたら無理はしない。
「続かない、と思うことはパッとやめるたちですが、おかゆの活動は絶対にやめたくないので無理はしないようにしています。たとえば、SNSで疲れたなと思ったら、更新を休むこともあります」
いまは、この夏に東京都新島村にオープンする宿の朝食の監修の仕事を進めている。取材時には、3月上旬に開催されるZINEフェスで販売するZINEの制作にも取り組んでいたかゆさん。最後にこれからやってみたいことを聞いた。
「ワンオペ育児や病気の記憶と結びついていて、おかゆはそれほど好きじゃないという方もいらっしゃると思います。でも、おかゆはお米、水、塩と材料がシンプルで、どんな素材も抱き留めてくれる包容力がある。自由で楽しいし、おもしろいし、何よりおいしい! そんなメッセージをいろんなアプローチで、おかゆ好き以外の人にも広く届ける活動を続けていきたいと思っています」
目をキラキラさせて熱っぽく語るその姿は、まるでおかゆの女神か、伝道師のよう。これからも、かゆさんの「おかゆワールド」はますます広がっていくに違いない。
続く後編では、鈴木かゆさんに教えてもらった、誰でも簡単においしく作れるおかゆレシピを紹介する。
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