東急「異彩作家のアートな電車」はなぜ生まれたか 沿線風景描いた作品をラッピング、起用の狙い
もともとは、11月の運行開始に際し発表会や出発式を行う予定があったが、10月5日に起きた田園都市線梶が谷駅構内での脱線衝突事故から日も経っていないこともあり、華々しいセレモニーは自粛し、静かなスタートとなった。しかし、ラッピング電車の趣旨を考えれば、今回のように、気がついたら電車が走っていて、いつの間にか沿線になじんでいたというほうが似つかわしい。
ラッピング電車の運行期間は決まっていない。中島氏から提供されたアート作品の中にはまだ使っていないものもあるといい、それらを「新しい形で発信することも考えている」と稲葉部長は話す。
鉄道から障害をなくせるか
ヘラルボニーは「障害」の捉え方として、その人自身に障害があるのではなく、その人が存在する社会や環境に障害があると考えている。それを理解したうえで東急電鉄がヘラルボニーと組んだということは、鉄道からあらゆる障害をなくす覚悟を持って臨んでいるというべきものだ。
稲葉部長は「他社に先駆けホームドア・センサー付き固定式ホーム柵の100%設置などのバリアフリー施策に取り組んできたが、さらにヘラルボニーさんの世界観のようにソフト面を大切にしていきたい」と話す。その先にあるのは、障害のない沿線の実現である。障害のある人が輝いて、活躍できるような沿線、それが実現すれば真の意味で「暮らしやすい沿線」になる。
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