「大切なのは、生まれじゃないの。心なの」 名店の味を継承…武蔵小山《人気焼肉屋》の"意外な誕生秘話" バングラデシュ出身店主の半生とは
借りた物件は40年以上の営業で老朽化していたため、自分たちでひと通りきれいにした後、業者に頼んで一部リノベーション。開店準備に要した600万円は、すべてバブさんと沙智さん夫妻の貯金で賄ったという。
「ハイリスクだった。ドキドキだったね。潰れたら大変だから」
繁盛の理由はコミュニケーション
19年12月25日、クリスマスに「ホルモン焼肉ばぶ」オープン。ほとんど宣伝しなかったにもかかわらず、当日は「みやこや」時代のお客さんや、バブさんと沙智さんの友人知人が駆けつけ、行列に。
オペレーションに慣れるため、開店からしばらくの間は1階のカウンター10席のみで営業したが、注文を受けた品の提供が遅れるなどミスが出たという。
それでも客足が遠のくことはなく、連日にぎわった。「みやこや」店主の後藤さんも毎日のように顔を見せ、焼肉を食べながら自分のお客さんとバブさんをつなげてくれたそうだ。
オープンから数カ月後に始まった新型コロナウイルスのパンデミックも常連の支えで乗り切り、気づけば7年目。これまで多少の波はありつつ暇になったことはなく、冒頭に記したように売り上げは当初予想していた金額の2倍で推移している。
人気店になった理由は?と尋ねると、バブさんは誇らしげに胸を張った。
「私、すごく頑張った。最初は、お昼の12時から(夜中の)3時まで働いた。いくら忙しくても、お客さんに『大丈夫ですか?』『また来てくださいね』とかコミュニケーションして、100%テイクケアしました。今のお客さんは、ほとんど常連さんです」





















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