70歳おじいちゃん、「フォートナイト」挑戦で第二の人生が激変!「体力低下、腱鞘炎、3D酔い」の"三重苦"を経て得た「生涯現役」の覚悟

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「まず無理だなと思ってるんです。私のゲームランクは(全25ランク中)下から4番目で、正直な話、それでは太刀打ちできないんですよ。だけどね、だからって諦めてるわけではなくて、それにできるだけ近づこうとはしてるし、高齢者の大会ができたら、そこでは戦えるんじゃないかと。そういうのができたらいいなと思ってます」

「シニアチームが増えることをメンバーみんなが願っています」と語るmark25さん(写真:マタギスナイパーズ)

足腰に自信がなくなり、仕事からも離れ、孤独に陥りやすいシニアにとって、eスポーツはうってつけだ。海外ではいくつかのシニアチームが脚光を浴びるが、日本国内ではいまだマタギスナイパーズのみ。

背景には、スペックの高いパソコンが必要なことや、ゲーム内で撃ち合いをすることへの抵抗感がある。さらに、eスポーツが注目を集めているとは言え、生活の手段になるほどの人はほんのひとにぎりだ。

それでも、出会えなかった人と出会い、新たな学びへの意欲が生まれ、文字通り孫世代に「一目置かれる」存在になれる第二の人生は魅力的だ。NAGIさんは「実際にやってみたら分かると思うんですよね」と、競技性の高いFPSの魅力を訴える。

70歳のmark25さんは、最後にこう語った。

「今の50代の人たちが私たちぐらいの年齢になった時には、もっとファン層が増えて、他にもシニアチームが出てくるんじゃないかなって気はしてるんです。それまでのつなぎで私らがいて、そこに一つの細い道があると思っています。少しずつ広がっていってくれればいいなと」

マタギスナイパーズの平均年齢は67歳だ(写真:マタギスナイパーズ)

道なき道を開拓する

1期生メンバーの中には、加入するために他県から越してきた女性もいる。2025年には、東京から加入した人も現れた。

マタギスナイパーズは、その名の由来「マタギ」のように、道なき道を開拓する集団だった。シニアと呼ばれる彼らの目に、悲壮感はない。eスポーツを通じて人と出会い、学び続けることへのストレートな欲求が、人生後半戦を新しいものに更新している。

ざこうじるい フリーライター

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ざこうじるい / Rui Zakoji

1984年長野県生まれ。東京大学医学部健康科学看護学科卒業後、約10年間専業主婦。地方スタートアップ企業にて取材ディレクション・広報に携わった後、2023年よりフリーライター。WEBメディアでの企画執筆の他、広報・レポート記事やフィクション、エッセイも。数字やデータだけでは語りきれない人間の生き様や豊かさを描くことで、誰もが社会的に健康でいられる社会を目指す。長野県佐久市在住で、重度心身障害児含む4児の母。ruizakoji.com

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