「62歳でオンラインゲームに初挑戦」→「毎日6時間練習、子ども・孫世代から拍手喝采」 66歳女性が秋田移住で見つけた"第二の人生"

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「持病もあってあまり根を詰められないので、夜は練習しないんです」というものの、夜は夜で、他のゲーマーの配信を2〜3時間見て研究する。かつて「お勉強ができる」友人らにゲーム好きであることを伝えられなかったというけれど、その熱心さは「勤勉」以外の何者でもない。

35万円をかけても「死ぬまで続けたい」

チーム始動から3カ月もすると、「練習場に通っているだけではうまくなれない」と、自宅に練習環境を整えた。費用は、ゲーミングパソコンと周辺機器一式で35万円ほど。NAGIさんだけではなくメンバーのほとんどが、半年もたたないうちに自宅に練習環境を整えたという。

NAGIさんの自宅のゲーム環境
35万円ほどかけて揃えた自宅のゲーム環境(写真:NAGIさん)

NAGIさんの夫はその後、仕事が多忙になってチームを脱退したが、「秋田をポジティブに発信できることにつながるなら」とNAGIさんを応援している。

「いつまで続けたいと思っていますか?」

思わず投げかけた質問に、NAGIさんは「できるうちは、死ぬまでやりたい」と顔をほころばせた。

「私はもともと秋田に知り合いもお友達もいないし、マタギスナイパーズに入っていなかったら、毎日ひとことも喋らずに過ごしてたと思うんです。それが、このゲームではとにかく喋らなきゃいけないし、考えなきゃいけない。これはいいことに違いないって思います。こうやって取材や配信も経験させていただいて……。娘に『そろそろヘアメイクさんつけたら』って言われるんですよ(笑)」

なんとも前向きでポジティブなNAGIさん。しかし、メンバーによってはオンラインゲームの洗礼が強かった人もいたようで……。後編では、「ちんぷんかんぷん」からスタートし439万ビューの配信者となったmark25さん(70歳)の挑戦と、eスポーツを通じて広がった“新しい世界”について深掘りする。

ざこうじるい フリーライター

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ざこうじるい / Rui Zakoji

1984年長野県生まれ。東京大学医学部健康科学看護学科卒業後、約10年間専業主婦。地方スタートアップ企業にて取材ディレクション・広報に携わった後、2023年よりフリーライター。WEBメディアでの企画執筆の他、広報・レポート記事やフィクション、エッセイも。数字やデータだけでは語りきれない人間の生き様や豊かさを描くことで、誰もが社会的に健康でいられる社会を目指す。長野県佐久市在住で、重度心身障害児含む4児の母。ruizakoji.com

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